メール会員の皆さん、こんにちは(^^)/

石田歯科診療所です。

本日の配信テーマは『睡眠時無呼吸症候群』についてお送り致します。

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睡眠時無呼吸症候群というと、平たく言えば、寝ているときに息をしていない時間が繰り返される病気です。

いびきをかく人にみられる病気です。

この病気の怖いところは、以前ニュースにもなりましたが、昼間に睡魔が襲ってきて、例えばクルマなどの運転中に眠ってしまう、
そのために事故を引き起こしてしまったり、寝ている間に息をしていないから突然死を引き起こしたり、といったことでしょう。

しかし、もっと問題なのは罹患している本人が気がつかないこと、気がついても病院へ行くほどのことではない、
「息をしていなければ死ぬんだから・・・俺は生きてる、だからそんな病気ではない」、といった概念を持ってしまうことです。

睡眠時無呼吸症候群は、脳梗塞・心筋梗塞・糖尿病を引き起こすとされています。

呼吸がしばらく止まって、再開したときに、活性酸素が生じ、これが血管を傷害して血栓を作りやすくしてしまいます。

また、インシュリンの作用を阻害して血糖値を上げてしまいます。
 
無呼吸を起こすのは、寝ている間に舌が下がって喉をふさいでしまうからです。

早い話が、舌に喉をふさがれて窒息する、しばらく時間がたつと身体の方が何とかしようとして、空気の通り道を確保する、それを睡眠中に何度も繰り返す、
ということですね。一晩で数百回も繰り返す例も少なくは無いようです。肥満の人は舌も肥満です。

ですので、寝ているときに喉をふさぎやすい形状になります。
 
もうひとつ、顎が小さいとか舌が大きいとか、こういった人も寝ている時に喉をふさぎやすくなりますね。
 
子供の頃から咀嚼回数が少なく、顎の発達がイマイチ良くない人・・・こんな人も睡眠時無呼吸症候群にかかりやすいと言えるでしょう。

顎の発達が良くない・・・自分は違うと思われる方のほうが多いものと思いますが、比較の対象は、江戸時代の人だったり、古代人だったり、
少なくとも現代人ではありません。現代人は全般的に顎の発達が良くは無いのです。
 
こうしてみると脳梗塞や心筋梗塞といった虚血性疾患は口の状態がその原因に大きくかかわっている場合が少なくは無いようです。

歯周病もそういった疾患を助長させる原因です。
 
昨今では、咀嚼力を鍛えるガムとかが販売されています。

子供の頃から顎を鍛えろということです。

ロクな結果を引き起こさない睡眠時無呼吸症候群ですが、顎を発達させることである程度の予防はできるのではないでしょうか。

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〜イベント情報〜

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10月10日(日) 13:30〜16:00予定(開場12:30)
◆定員
800名(先着順・定員になり次第締め切り)
◆申込先
山口県健康づくりセンター
電話:083-934-2200

http://www.hwy.or.jp/center/kouza/index.php?x-vew=41