メール会員の皆さん、こんにちは(^^)/

石田歯科診療所です。

本日の配信テーマは『乳酸菌の威力』についてお送り致します。

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漫画「もやしもん」よりL-ブルガルクス(乳酸菌)

数年前に、ライオンから乳酸菌のタブレットが発売されました。

「ライオン乳酸菌LS1歯科用オーラルヘルスタブレット」です。

LS1(Lactobacillusu S1)というのは、もともと口の中に存在する乳酸菌で、善玉菌と悪玉菌のバランスを整える作用があるそうです。

健康な状態で常時、体の中で、細菌が生息しているのは口の中と腸の中です。

ここで、健康な状態というのは、善玉菌と悪玉菌とのバランスが取れている状態です。

病原菌などの悪玉菌が増えると不健康をもたらします。

口の中の病気であれば虫歯や歯周病がその代表ですね。

腸の中なら腸炎ビブリオによる腸炎なんかですね。

さて、これまでの医療は、病原性のある細菌を死滅させて病気を治癒に導こうという考え方です。

が、ここで考え方を変えて、悪玉菌を死滅させるのではなく、善玉菌を増やしてやる事で、善玉菌と悪玉菌のバランスを取り戻し、
健康な状態を保とうという考え方をします。抗生物質を使って病原性のある細菌を死滅させようとすると、病原性の無い細菌まで殺してしまいます。

このような作用をする物質をプロバイオテックスと呼びます。

プロバイオテックスというのは、1988年にイギリスの微生物生態学者であるフラー博士によって「腸内細菌叢(フローラ)を改善する事によって、
宿主に有益な作用をもたらす経口摂取可能な生きた微生物である。」と定義され、これが一般化しています。

そもそも、善玉菌とか悪玉菌とかいうのは腸内細菌の作用によって区別されてます。

悪玉菌は腸内で有害な物質を作って、お腹の不調や老化、癌などの原因になります一方ビフィズス菌のような善玉菌は、悪玉菌の増殖を抑え、
病原菌の感染を防いだり、ビタミン等の身体に良いものを作ったり、腸の運動を正常にして便秘や下痢を防いだり身体の免疫をつけたりと、様々に役立ってくれています。

このように善玉菌とか悪玉菌というのはもともと、腸の中での話です。

口の中ですと、善玉菌であるはずの乳酸菌は虫歯の原因となる酸を産生します。

ってことは、乳酸菌は口の中では悪玉菌か。

でも、もともと口の中に棲息するLS1は歯垢の中の歯周病原因菌を殺す作用があるようです。

それなら善玉菌?とにかく、経験的に虫歯が多いヒトは、歳を重ねてくると歯周病になりにくいか、なっても軽度のヒトが少なくないようです。

もしかすると乳酸菌の影響でしょうか?ハテ?

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〜イベント情報〜

周南冬のツリーまつり

12月1日〜

皆さんご存知のツリーまつりです。

詳しくはここ!
 
12月23日の集中イベントの日、青空公園会場にて、周南市武道連盟として、焼きそばを販売する予定です。

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