メール会員の皆さん、こんにちは(^^)/

石田歯科診療所です。

本日の配信テーマは『骨粗鬆症と歯の治療』についてお送り致します。

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歳をとってくると、骨粗鬆症が気になるという方も少なくはないようです。

こういう方が内科へ行って、「少々気になりますね〜、薬を飲んでください。」などと言われたりしてビスフォスフォネート製剤を処方されたりします。

日本で販売されているビスフォスフォネート製剤は以下の通りです。

・ゾレドロネート
・インカドロネート
・アレンドロネート
・パミドロネート
・リセドロネート
・アレンドロネート
・エチドロネート


「何とかドロネート」という名称の薬剤ですね。

こういった薬には注意してください。

この、ビスフォスフォネート製剤に関連して顎の骨の壊死が起こることが報告されています。

ビスフォスフォネート製剤を服用していらっしゃる方の歯を抜いたり、歯周病の手術をしたり、要するに、
口の中に何らかの傷をつけるようなことがあった場合に、顎の骨に壊死が起こるということです。

壊死というのは、まぁ、平たく言えば腐る事と思ってもらっても、大きな間違いではないと思います。

内科で治療目的ならやむを得ませんが、もし「骨粗鬆症の予防の為」に処方されるのでしたら、
主治医と相談してできる限りこのような薬剤は避けて頂きたいと思います。

ついでに、日本で最初に顎骨壊死を報告したのは、大阪医科大学の島原政治教授です。

私の恩師です。