メール会員の皆さん、こんにちは(^^)/

石田歯科診療所です。

本日の配信テーマは、『市販のお薬のこと』にてお送り致します。


当院でも、しばしば処方する鎮痛剤のロキソニン、昨年ですか、市販薬になりました。

良く効きますからね〜、頭が痛いときなんか、ちょっと薬屋さんに行って買ってきて飲めば楽になるでしょう。

このロキソニン、今だに処方薬として医師から処方され続けています。

市販薬と処方薬、何が異なるのでしょうか。
 
ロキソニンの市販薬と処方薬、成分の含有量は同じです。

が、用法・用量が異なってます。

市販薬では頓服のみです。

そうです痛みがあったり熱があった時のみに使うことが許されてます。

しかし、医師から処方された場合はどうでしょうか、
リウマチなんかで処方される時には1日3回毎食後投与されたりします。

それも長期間です。

それなら薬屋で買って飲む時でも毎食後に飲んでもいいじゃないか、
成分の含有量が同じなら同じ効果だろうと、お考えの方もいらっしゃるのでは?

ところがそうはいきません。

ロキソニンを長期服用すると消化性潰瘍が生じてきます。

胃粘膜に対して直接の作用で胃にダメージを与えることもありますが、
それよりも問題になるのはロキソニンを長期服用していると胃粘膜や小腸粘膜の血流低下が起こることです。

そうして、自覚症状がないまま潰瘍が出来てしまうケースもあります。
 
たとえ頓服であっても、歯が悪くて食事をとりにくくなっている場合、
胃が弱っていることもありますので、念のために胃薬を処方することもしばしばあります。

胃潰瘍があるような場合には飲ませるわけにはいきません。
 
薬を長期間投与する場合、お医者さん達は副作用が出ないか、
効果が出ているのか検査しながら薬の種類や量をを調整します。
 
効果が同じだからといって勝手に買ってきて飲んでいても構わんということはありません。

特に、胃潰瘍を患っているような方、下手すると胃に穴が開きますよ。
 
さて、歯科領域で、しばしば見られるのは、義歯の安定剤の問題です。

スーパーでも市販されています。

これを貼れば、合わなくなった入れ歯でも使えるようになる・・・そうは行きません。

噛み合わせの関係は狂って顎関節を痛めることになります。

そもそも適合していないのだから、顎の骨の形状にも影響します。

長期的にトラブルを起こさないように設計して作製することが基本であり、
入れ歯が合わなくなったら、新たに適合の良い義歯を作るのが基本です。

〜イベント情報〜

ご存知の方も少なくはないと思いますが

7月23日 八神純子コンサート

周南市文化会館 19:00開演

「みずいろの雨」とか「パープルタウン」とか、私が学生の頃ヒットしました。懐かし〜♪。


▼石田歯科診療所

電話をかける