メール会員の皆さん、こんにちは(^^)/

石田歯科診療所です。

本日の配信テーマは、『歯にまつわる都市伝説』にてお送り致します。

夏です!もうすぐお盆です。怪談話の季節がやってまいりました。

インプラントを入れると歯周病になる

最近耳にした都市伝説ですが、根も葉もない都市伝説です。

そもそも歯周病などで歯を失うからインプラントの適応になるのです。

また、歯磨きや専門医による定期的なチェック等を怠れば、歯周病なんて、いくらでも再発します。

コーラを飲むと歯が溶ける

まぁ、一ヶ月くらいコーラに浸けっぱなしにしておくと、溶けるでしょうね。

口の中は常に唾液が分泌されており、そのため中性に保たれているし、
そもそも、口の中にコーラを入れぱなしにすること自体不可能です。

コーラを飲むと歯が溶けるなんてのは、ありえません。

参考までに、コカコーラの公式見解は以下のとおり
「コカ・コーラに限らず一般的に清涼飲料には酸味料が含まれています。そして、
歯や骨の成分であるカルシウムやマグネシウムは、酸に溶ける性質を持っています。
よって、清涼飲料、果汁などの酸を含む液体に、抜けた歯や魚の骨を長い間つけておくと、
含まれるカルシウムやマグネシウムが溶けます。しかし、飲みものですので人間の骨に直接ふれたり、
歯に長い間くっついていることはありません。安心してお飲みください。」
 
それでは何故、こんな都市伝説が発生したのでしょうか?

この都市伝説が囁かれるようになった時期は、コーラの流行の時期と重なっています。

あまり、コーラを飲みすぎると太るし、虫歯にもなりやすくはなります、また家計も圧迫します。

そのため、戒めとしてこのような都市伝説が生まれてきたものと思われます。

妊娠中は赤ちゃんにカルシウムを取られ虫歯になりやすい

体内のカルシウムの99%は骨と歯に残りの1%が血液などの体液や筋肉にあります。

妊娠中に母親が胎児に与える栄養は血液から供給されます。

歯からカルシウムを与えるなんてことは絶対に起こりません。
 
つわりの影響で歯磨きが疎かになったり、ホルモンバランスの変化によって妊娠性歯肉炎になりやすいというのが事実です。

歯をすべて失うと認知症になりやすい

事実です。

まず、「歯ごたえ」を失います。

食事に際して、食物に関する情報の一つが完全に失われます。

即ち、どの程度の硬さなのか?どの程度の力で噛み砕けばよいのか?歯ごたえを感じることで得られる快感、
こういった刺激が全く失われます。
 
次に、咀嚼力です。

義歯を使っても、咀嚼能力は極端に低下します。

十分な力で噛むことができないため、食事そのものに制限を加えてしまいます。
 
ちゃんと噛んでいる人と比べると、認知症の罹患率は2倍と言われています。

虫歯が原因で死に至ることがある

事実です。

虫歯菌や歯周病菌が血液中に入り込んで、脳や心臓の血管の中に血栓を作り、
脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす原因になることは証明されました。

また、糖尿病にも悪影響を及ぼすことも科学的に証明されてます。
 
直接的には、虫歯が原因の蜂窩織炎や骨髄炎で発熱し、熱が下がらず・・・。

抗生物質の無い戦時中には、このようにして亡くなられた方が多かったそうです。

・・・戦死として扱われたのでしょうね・・・。

尚、こういった事実があるため、口腔外科という診療科が出来たのは事実です。

これこそインターネットのいい加減さ

インターネットで自分の名前を検索してみました。同姓同名の方がオートレーサーに居らっしゃるようですが・・・。

http://spysee.jp/%E7%9F%B3%E7%94%B0%E6%99%BA%E4%B9%8B/1201067/


人物相関図とプロフィールとがバラバラです。

プロフィールは私のものですが、相関図や写真は違いますね。

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