メール会員の皆さん、こんにちは(^^)/

石田歯科診療所です。

本日の配信テーマは、『食べるときに蒸せるんだけど・・・』にてお送り致します。

口は気道とも食道とも繋がっています。

食品を飲み込むときには気道につながる管に蓋をして、気道に食品が入り込まないようになっています。

もし、気道に食品が入ると誤嚥性肺炎を引き起こします。

食品でなくても唾液が気道に入り込んだだけでも、唾液中に肺炎球菌が常在していますので肺炎を起こすこともあります。
 
歳をとると、この気道を塞ぐ蓋が下の方に下がっていきますので、モノを飲み込みにくくなります。

何時だったでしょうか、マンナンライフの蒟蒻畑というお菓子を喉に詰まらせて亡くなったお年寄りの方がいらっしゃいました。

これは、蒟蒻畑が喉にある蓋を気道をふさいだまま固定してしまった為、窒息したのです。

蒟蒻畑ってちょうどこの部分にはまりこみやすい形状をしてました。

今では子供と高齢者は食べないように袋に注意書きがしてあります。
 
とある老健施設で調査したところ、口腔ケアを行なった方々は、行わなかった方々に比べて、
むせて咳き込む人が増えたそうです。

余計むせるようになってしまってはいかんのではないの?と思われるかもしれません。

が、唾液や食品が気道の方に入り込もうとすると、むせて咳き込んでしまうからこそ、
食品が気道の入り口から離れて食道の方へ移動することができるようになるのです。

誤嚥性肺炎のリスクを考えると、むせて咳き込むことができるというのは時として命を救ってくれていることになりますね。

これまで私が診た患者さんの中で印象的なのが、パンをミルクに浸して食べたところ、
それが喉に詰まって死に至ったという症例です。

歯の治療を満足にしていなかったがために、柔らかいものばかり食べてました。

この患者さん曰く「歯は無くても飯は食える。治療なんかいらない。」
未だにこんなことおっしゃる方も結構見受けられますが、なかには摂食機能低下の為、
体重減少に至った方もいらっしゃったのですが・・・。


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