メール会員の皆さん、こんにちは(^^)/

石田歯科診療所です。

本日の配信テーマは、『睡眠時無呼吸症候群』にてお送り致します。


最近、睡眠時無呼吸症候群で治療を受けているという患者さん数名ほどお目にかかりました。

診断がはっきりしており専門医の治療も受けていらっしゃいます。

が、困ったことに、睡眠時に、どのような器具を使っているのか、初診時に申し出がありません。

スリープスプリントなのかCPAPなのか?

もっと悪いことに、問診票にも睡眠時無呼吸症候群で治療を受けていることを記載されていません。

睡眠時無呼吸症候群の治療法のひとつとして、マウスガードのようなスリープスプリントを使用するケースがあります。

睡眠時に呼吸が止まるのは舌根が喉を圧迫し、そのために気道が塞がれ、窒息する為です。

窒息に至らないときにはイビキをかくことになります。

スリープスプリントというのは、睡眠時に下顎を前方に出させることによって、舌根が沈下するのを防ぐ目的で使います。

もちろん、オーダーメイドです。

いびき防止装置などと銘打って市販せれている商品もありますが、効果は疑わしく、
また、販売停止処分になった商品もあります。

スリープスプリントは、50〜80%の患者さんに効果があると考えられています。

内視鏡で咽頭を検すれば効果があるか否か目星をつえることはできますが、
最終的には実際に使ってみないと効果は確認できません。

さて、歯の治療をしてしまうと歯の形が変わるわけですからスリープスプリントは合わなくなります。

もし、初診時に、このような器具を使っていることを申し出ておりさえすれば、
調整したり、大きく口の中の環境が変わってしまうようであれば、必要に応じて、
新たな環境に即したスリープスプリントを新たに作製することができます。

スリープスプリントの作成は歯科領域の仕事であって耳鼻科や内科ではありません。

睡眠時無呼吸症候群の治療に当たる医師の依頼を受けて歯科で作成するものなのです。
 
困ったことに、その日の歯科処置が終わった後に、
睡眠時無呼吸症候群で治療をしていると仰る方が少なくありません。

CPAPなら問題ありませんが、スリープスプリントの場合、調整が必要になるかもしれません。

実はスリープスプリントを使用されている患者さんには、大きな問題があるようです。

この点に関しては、次のメルマガの記事にする予定です。

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〜お知らせ その1〜

今月22日に顎の関節を撮影することができるレントゲン装置を導入します。

顎関節症の診断・治療に威力を発揮してくれます。

〜お知らせ その2〜

アンチエイジングマジック教室受講者募集中!!

10月は20日、11月は10日・17日の予定です。お気軽に。

受講者募集中!!

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