まず、歯は血管や神経系を有する内蔵であり、胃や腸と同じ消化器です。 そして上下左右合わせて28本で機能します。 口では、胃や腸管で栄養の吸収を容易にするために、物理的に食物を細かく噛み砕きます。 ・・・当たり前のことですが、その役割を直接担っているのが歯です。 ですから歯を失うということは、消化に対して不利な条件以外のなにものでもありません。 次に、咀嚼のためには、口を動かすための筋肉、神経そして骨や顎関節が健全である必要があります。 稀にですが、単純に歯に詰め物をしたり、金属冠を装着すれば歯は治ると思い込んでいる輩もいるようですね。 歯に痛みが生じたときには、 必要に応じて歯内療法処置を施して疼痛が消失したことを確認してから冠を装着するのが普通ですが、 何かかぶせものをしたら治ると思い込んだり、 早いところ治療を済ませてしまいたいと思うからかもしれませんが、 痛みがあるか否かを問診しても「痛みは無い」と嘘をつく輩もいらっしゃいます。 こちらとしては、痛みは無くなったものと判断して金属冠等で噛めるようにすると、 当然物理的な刺激が加わりますので、痛みが出ます。 で、後になって「痛みがある」と言い出したりする方もいるようですね。 「いつから?」って聞くと、「ずっと」って答えが返ってきたりもします。 痛みは取れていた筈だが・・・。 う〜ん、何か、説教じみたメールになってしまいました。 別に説教したいわけではなくって、自分の状態は正直に、 また、根気よく治療しましょうねって言いたいだけなのですが。 |