家族に介護を要する方がいらっしゃるような場合、
介護をされる方の負担は決して小さいものではありません。
少しでも負担を少なくしたいと思われるのは当然のことです。

入れ歯が痛い、入れ歯が使えない、等の症状がある場合、
顎の骨を増やしたり、骨に鋭縁あれば、それを削れば解決する場合も少なくはありません。

しかし、健常者でもこれを拒否する方が多いですね。
まして、認知症の方は、こういった概念を理解することも困難です。
受け入れる道理がありません。

しかし、少々困難に思えるような医療行為でも、それを受け入れれば、介護の手間は減ります。
顎の骨の状態を改善したり、生体シリコンを使用した義歯を使うことで
食事の時の痛みが無くなれば、「痛い痛い」を連発されなくて済みます。

食事を満足に摂らない場合、痛みがあって食べようとしないケースもありますが、
その痛みを訴えないケースもあります。

認知症があるから連れてくるのが大変だという訴えもありますが、
不満を訴えるだけで何も解決策を取ろうとしない家族が少なくありません。
これでは、介護の手間が増えるばかりです。

こういった状況に対応するために、訪問歯科診療があります。
もちろん、パノラマレントゲンだとかCTを家庭に持ち込むことはできませんが、
歯科用器械が進歩してきたおかげで、訪問歯科診療でも、
診療室での治療と大差無いだけの治療が可能になってきました。

抜歯をはじめとする、ちょっとした小手術くらいなら家庭のベッドの上で可能です。
何らかの理由で診療所へ通うことが困難な方は、訪問歯科診療を利用することをお薦めします。

それともうひとつ、介護に力を注がれている青梅慶友病院の院長は、こう仰ってます。
「お金で幸福は買えないが、不自由を回避することはできる。」


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アンチエイジングマジック教室:
  9月は7日と21日の予定です。



県民公開講座「笑って健やか」:
  平成25年11月17日13時〜15時、
  ホテルニュータナカ

落語家で医師の立川らく朝さんによる健康落語というのがあるそうです。

詳細は山口県医師会のホームページから
  http://www.yamaguchi.med.or.jp/