明けましておめでとうございます。

お餅の季節がやってまいりました。

高齢者の方々で義歯を使わねばならなくなった方は珍しくありません。
この方々は摂食可能な食材に制限がかかってしまいます。
その為、介護食と呼ばれるような柔らかい食事を摂らねばならない状況に置かれてしまう方も珍しくはありません。

介護食のメーカーや外食産業の事業所等では、このような高齢者の方でも美味しく食べてもらえる食事を開発しています。
何故でしょうか?
年寄りをターゲットにした銭儲けでしょうか?
確かに、そういった面があることは事実でしょう、しかし、少なくとも銭儲けの為に商品開発をしても成功しないことは歴史が証明しています。

このようなメーカーの商品開発のコンセプトは
「高齢者では、これが最後の食事になるかもしれない。だから美味しく食せるものを」です。

一方、我々の仕事は、要介護者を一人でも少なくすることだと認識しています。
介護保険料を払っているのだから介護を受けるんだ!と思われる方に対しては、まぁいいけどね(^_^;)ですが。
介護予防という言葉があります、要介護状態の発生をできる限り防ぐ(遅らせる)こと、そして要介護状態にあっても、
その悪化をできる限り防ぐこと、更には軽減を目指すこと、です。

私たちの仕事は、柔らかくしないと食べらない等という環境ではなく、
十分な筋力を維持できる歯と顎の状態を維持できるよう、必要な処置やアドバイス等を行うことです。
その目的を達する手段としてポテンシャルの高い義歯やインプラントがあるのです。

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今年は1月6日より平常通り診療します。


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