1)高カロリーが高血糖を招くという誤解
・脂肪や肉は食べてはいけない
 :カロリーと血糖値とは、実はあまり相関しない

2)甘いものは食べてはいけないという誤解
・そうめんや蕎麦なら安心して食べられる
 :甘いものもそうめんも血糖値への影響に差はない

3)糖尿病患者は生活習慣が悪いという誤解
・複数の発症原因の中から生活習慣のみを際立たせることによって、あたかも自己管理不良のみが発症原因であるかのような印象を与え、
医療費の削減につなげる一種のイデオロギー(健康管理の自己責任化)
・糖尿病患者は酒を飲んではいけない!といった禁欲的指導の普及
 生活習慣病という命名にそもそも問題があります、道徳問題とすり替えられたのです。
 一口に糖尿病といっても、1型と2型の2種類が有り、1型というのは自己免疫を基礎にした膵β細胞の破壊によって引き起こされるもので、
 子供の頃に発症し、生活習慣病ではありません。猫も杓子も一緒にしてはいけないのです。
 そうは言っても、自己管理が大切であることに変わりはありません。
 たとえ原因がなんであろうとも、糖尿病の治療の基本は食事と運動であることに変わりはありません。
 1型糖尿病だから俺は悪くない、だから自己管理なんかしない等という方向に走ると、将来は確実に腎透析、生活を破壊します。
 正しい認識と知識それに行動こそ、生活の質を落とさない唯一の方法です。


☆★☆★☆★☆★☆★☆★

市民講演会

その「痛み」の原因〜画像診断でわかること、そして治療法が変わる驚くべき新事実とは〜
2014年2月2日 14:00〜15:30
 さくらホール(周南総合庁舎2F)

講師:エムバイオテック株式会社マイコプラズマ感染症研究センター 松田和洋
入場無料
問い合わせ先:徳山薬剤師会 0834−39−1105

詳しくはこちら