最近問題になっているのがTooth contacting habitと呼ばれる状態で、パソコンの作業を行っている時などに何気なく噛んでしまうという癖です。

何もしていない時、上下の歯は接触しません。
上下の歯が接触するのは食事の時即ち咀嚼の時と嚥下の時に瞬間的に接触するのと、歯軋りの時くらいのものです。
食事に関連して上下の歯が接触する時間は1日で20分程度とされています。

ところが、何かの作業をしているときとかテレビを見ているとき等に何気なく上下の歯を接触させたままにしている人がいます。
この状態でも口を閉じる筋肉は働きます。
従って筋肉は疲労していきます。
口を動かす筋肉は肩の筋肉ともつながってますので、肩こりの原因になります。

次に、顎関節が押さえつけられることになり血流が悪くなります。
その為に感覚が鋭敏になって痛みを感じ易くなります。
更に、関節の中にある関節円板と呼ばれる構造物が圧迫され、前方へ押し出されると関節音が起こるようになり、
最悪の時は顎の関節がロックした状態になり、口を十分に開けることができなくなります。

何か作業をしているときには、上下の歯が接触していないか、チェックしてみましょう。
もし接触していたら、すぐに口を緩めて歯を離しましょう。

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アンチエイジングを主旨にしたマジック教室:
 2月は22日に変更します。
 3月は8日と15日の予定です。