メール会員の皆さん、こんにちは(^^)/
石田歯科診療所です。

本日の配信テーマは、
残された時間

についてお送り致します。


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ある御高齢の方の実話です。
両側の大臼歯を失われた状態です。
義歯では不満が起こりそうなのでインプラント治療で対応しました。
片側を入れて噛めるようにしたところ、通院が途絶えました。
片方では噛めるようになったので、先も長くないし痛いのはいやだから、このまんまでいいというのが本人の主張です。

今年になって数ヶ月、インプラントを入れた側の歯にトラブルが起こりました。
酷く腫れて、痛みがあり、満足に噛めないという状態です。

これが起こったのは、今年のGWで、お孫さんと食事に行く約束をされていたそうです。
腫れて痛みがあるものだから十分に食事を取ることができなかったそうです。
お孫さんとの楽しいひと時を過ごすはずが、これでは台無しです。

私の診断、指示に従って、正しい処置を行っておりさえすれば、このような事態は避けられたはずです。
よく、「痛くなったらまた来るよ」、等と仰る方が多いのですが、まぁ、この方もその一人ですが、それでよかったのでしょうか?
御高齢ですから残された時間は少なくなってきています。
お孫さんと過ごすという大切な時間を失われたわけです。
残された時間の中で、お孫さんと過ごす楽しい時間は、大切なもののはずです。

私は、将来にわたってトラブルを最小限に抑えられるように判断して処置に当たっています。
中途半端なところで中断されると、それまで施した治療内容まで全てが失われてしまう事も少なくはありません。
この例の方も同じです。
腫れてしまった歯は失い、その歯はインプラントと連結していた為、インプラントに装着していた人工歯冠も失いました。
身勝手な考えで処置を中断したがために、残された貴重な時間(この方の場合なら、お孫さんと過ごす楽い時間)、
食生活、それに高額の治療費、それらを失われてしまわれました。


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イベント情報

7月6日 周南萌えサミット

ウルトラセブン展:周南市美術博物館 8月1日〜9月15日

9月7日にはモロボシ・ダン役の森次晃嗣氏のトークショー(要予約)