メール会員の皆さん、こんにちは(^^)/
石田歯科診療所です。

本日は、
女性ホルモンと骨粗鬆症

についてお送り致します。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「女性」を卒業されて、生理という月に一度の下り物から開放される・・・閉経・・・ですね、
この時期には、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量も減っていきます。
この年齢になると、女性の骨粗鬆症が増えていきます。
これを閉経後骨粗鬆症と言い、調べたところ、60歳以上の女性の2人に1人、70歳以上では10人のうち7人が骨粗鬆症と診断されちゃってるみたいです。

女性ホルモンは、骨の代謝に大きく関わっています。
骨は常に入れ替わってます。
古くなった骨は死んで新たな骨が造られていきます。
このとき活躍しているのが甲状腺ホルモン(カルシトニン)と副甲状腺ホルモン(パラソルモン)です。
カルシトニンは骨からカルシウムが溶け出すのを抑える作用があり、パラソルモンは骨からカルシウムを溶かしだそうとします。
ここで、女性ホルモン(エストロゲン)は、パラソルモンの分泌を抑えて、骨からカルシウムが溶け出すのを抑えてくれます。
ここまではよろしいですか?
なので、エストロゲンが少なくなると、パラソルモンの分泌を抑えられなくなって、その結果、骨からカルシウムが溶け出す量が増えてしまいます。

男はどうなの?
男の骨粗鬆症って少ないよね、女性ホルモンがたくさんあるの?
という疑問が湧き出てもおかしくはありませんね。
男性ホルモンは酵素の働きで女性ホルモンに変化します。
男性ホルモンは精巣から分泌されます。
ええ歳こいて、若い娘を見て、「いいなぁ〜あの娘」等とやってるオッサンでは、エストロゲンの量も、そこそこ維持されるってことでしょうね。

歯科領域で問題なのは骨粗鬆症の治療薬です。
ビスフォスフォネート製剤と呼ばれる薬では顎の骨が壊死するケースが少なからず見受けられます。
骨折のリスクを少なくする目的で処方された薬も、このような弊害もあります。
ですので、骨粗鬆症はできる限り予防したいですね。
個人的には大豆製品をお勧めしたいと思います。
大豆製品には、イソフラボンと呼ばれる女性ホルモンに似た物質が含まれていますので。

ところで、前回紹介した成長ホルモンのサプリメントですが、興味がある方は、お申し出ください


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


================================
山口県総合保健会館で開催される健康関連イベント
================================

健康やまぐちサポートステーションより
http://www.kenko.pref.yamaguchi.lg.jp/ibento/index.html?ey=2015&em=04