メール会員の皆さん、こんにちは(^^)/
石田歯科診療所です。

本日は、
インプラント埋入後

についてお送り致します。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 インプラントを入れたにも関わらず通院が途絶えてしまう方が
目立つようになってきました。

 インプラントはあくまでも異物であって、身体は異物を排除しようとします。
この反応が免疫反応です。
ウイルスや細菌等、身体に害を及ぼすような異物が侵入して来た時に、
それを処理・排除することで身体は守られています。
インプラントといえども身体にしてみれば異物に過ぎません。

 インプラントと骨との親和性は高いので、通常はあまり大きな反応は起こりません。
しかし、歯周病菌が蔓延ってくると事態は一変します。
歯周病菌は毒素を産生し、骨を溶かしていきます。
身体は歯周病菌に反応し、免疫担当細胞が集まって歯周病菌に立ち向かっていきます。
その結果、炎症反応が起こって、骨吸収が進行します。

 こういった事態を防ぐにはメンテナンスが重要になってきます。
それでは、どの程度のインターバルでメンテナンスするのが良いのでしょうか。

 口腔内が十分に清潔に保たれており、歯と歯茎との境目にも、
歯周病菌が少ないうちは問題ありません。
が、歯周病菌が集まってバイオフィルムを形成してしまうと、
炎症反応から骨吸収という事態が進行します。
バイオフィルムは2ヶ月で形成されると言われているので、
大体2ヶ月に1回程度のメンテナンスが適切な時期と判断します。

 インプラント埋入したにも関わらず、通院が途絶えてしまっている方は、
早めにメンテナンスに来院される事をお勧めします。


シンポジウム「歯科医療が支える超高齢社会ニッポン」NHK Eテレ「TVシンポジウム」
が放送されます。
平成27年6月6日(土)午後2時〜3時
NHK Eテレ TVシンポジウム「高齢者は歯が命 〜健康寿命と歯科医療〜」


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■6月分のイベント情報はこちら↓
http://www.kenko.pref.yamaguchi.lg.jp/ibento/index.html?ey=2015&em=06
(日程等の変更や、定員を満たしている場合がありますので、詳細は主催者にご確認ください。)