メール会員の皆さん、こんにちは(^^)/
石田歯科診療所です。

本日は、
金縛り

についてお送り致します。


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 今年も御先祖様をお迎えする季節になりました。
この時期になると必ず話題になるのが、霊体験ですね。
今年は戦後70年、日本兵に会ったなんて話が出てきても不思議はありません。
昨年はレビー小体型認知症で、幻覚が生じる、御先祖様や日本兵が見えるケースもある事を書きました。

 さて、「目は覚めているんだけれど、身体が動かない!」
「霊に押さえ込まれている!」という経験はしばしば「金縛り」と呼ばれます。

 これって、大概の場合はナルコレプシー=過眠症の随伴症状です。
「霊に押さえ込まれている!」なんてのは入眠時幻覚です。

 金縛りというのは、「身体は眠っているけれども、脳みそは起きている」という状態です。
睡眠中にはレム睡眠とノンレム睡眠が交互に訪れます。
レム睡眠というのは、浅い睡眠で脳は活発に働いている状態です。
一方、筋肉は弛緩してるので身体を動かす事はできません。
寝入りばなでまだ意識があると自覚しているときにレム睡眠になっちゃうと、身体は動かない声も出ない、という状況に陥ります。
そもそもレム睡眠の時には自律神経も不安定なので血圧とか脈拍数とか呼吸数とかも不安定になります。
息苦しく感じたりするのは、このためで、こんな状態だと「身体が動かない!霊に押さえ込まれている!」なんてことになりますね。

 金縛りというのは、要するに寝ているのか起きているのか、はっきりしないという状態です。
こんなときには、幻覚を見ることが多いようですね。
この幻覚の正体は夢ですね。
レム睡眠では脳は起きているので夢を見ます。
金縛りのような寝ているのか起きているのかわからないようなときに夢を見ちゃうと、
脳は、その夢を実在のものとして認識しちゃうようですね。
このときの幻覚は、視覚だけではなくて実際に触れているという感覚も起こるので、リアリティにあふれてます。


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