メール会員の皆さん、こんにちは(^^)/
石田歯科診療所です。

本日は、
良い歯医者って?パート2

についてお送り致します。


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 やはり6月7日に放映されたテレビ番組からの話です。
歯の治療前に衛生士さんに15分ほど歯のクリーニングを行ってから治療に取り掛かると仰る歯医者さんがいらっしゃいました。

 基本的には感心なのですが、本来、毎回歯のクリーニングを行うとなると、自費診療になります。
でなければ、無料のボランティアですね。

 が、それよりも、この大先生、口腔内には常在菌がいるという事を理解なさっているのでしょうか?
虫歯に充填処置(詰め物をして虫歯を治療する事)を行うとしましょう。
まず、虫歯の治療の為に歯をクリーニングします。
次に、虫歯に罹患している部分を除去します。
大先生のお話では、このとき、不潔になっていれば再感染するので、治療しても再発しやすくなるという事です。
だから歯をクリーニングして清潔にして充填処置を行うべきだ、というお話です。

 口の中には常在菌がいますので、虫歯を除去したときに口を閉じてしまったら、口の中全体に細菌が行き渡ってしまいます。
歯を削ったら、うがいしてもらったりしますね。
これでは元の木阿弥です。
もし、本当に治療中の再感染を防ぐのであれば、歯にラバーダムと呼ばれるゴムのシートを掛けて周囲から隔離し、
ポピドンヨード剤で消毒、処置を済ませるまで一切口を閉じさせないようにします。
まぁ、普通の外科手術と同じ配慮を虫歯の治療でも行うだけのことです。

 そこまでして治した歯と、そこそこ注意して治した歯と差がつくのか?
というと、実際には差はありません。
常在菌の為です。
充填した樹脂や金属と歯には境目があります。
ここは凹状になっている為、細菌が残りやすくなります。
そのため、この部分から虫歯は再発します。
口の中を清潔に保てば細菌のバランスがとれて虫歯も防げますが、不潔にしていら、虫歯は短期間で再発します。

 毎回のように歯のクリーニングを行う事は患者さん達への意識付けという意味では有用だと思います。
が、歯の治療に大きな差が出るのか?というと疑問ですね。
もちろん、15分という過度(?)のクリーニングは必要ないと言っているので、
治療前にクリーニングなり消毒が全く不要だということではありませんよ。
最小限の消毒なりクリーニングは、行ってます。

 テレビに出たがる歯医者さんって、他の歯医者さんと何か差をつけたがっているように思いますが、
あまりしょーもない事を言って欲しくないですね。
患者さんたちに誤解を招きます。
これ、多分、出演料を払って出てるんでしょうね〜、そういうことってメディアから言ってきたことありますし。



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