メール会員の皆さん、こんにちは(^^)/
石田歯科診療所です。

本日は、
歯磨きでインフルエンザの予防

についてお送り致します。

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 東京歯科大学の奥田克爾名誉教授によれば、歯磨きでインフルエンザの発症率が10分の1になったそうです。

 歯磨きとインフルエンザがなにか関係あるのか?と突っ込みたくなるお話ですが、どうやら真実のようです。
東京都府中市の介護保険施設で週一回、口腔ケアを実施しています。
この施設では、口腔ケアを行う前と比べてインフルエンザの発症率が10分の1になったそうです。

 鼻から喉にかけての粘膜はタンパク質の膜で覆われているため、ウイルスはなかなかくっつくことはできません。
ところが、プロテアーゼという酵素が、このタンパク質の膜を破壊してしまいます。
プロテアーゼは歯垢、歯石、舌苔から発生しています。
歯垢、歯石、舌苔は細菌の塊です。
この中に棲む細菌がプロテアーゼを作り出しているのです。

 プロテアーゼが、鼻や喉のタンパク質の膜を破壊してしまうとウイルスは鼻や喉の粘膜にくっついて、
細胞の中にまで入り込んでしまいます。
従って、口の中の細菌を減らすことで、プロテアーゼの産生を抑制すれば、
インフルエンザウイルスは鼻や喉の粘膜にくっつきにくくなるのでインフルエンザの予防につながるとのことです。

 屁理屈の好きな方は、鼻や喉だから場所が違う、関係あんのか?
そもそもインフルエンザは飛沫感染だろう、と突っ込んだりしますが、唾液を飲み込んでます。
唾液の中には細菌が多量に含まれてます。
これが喉の粘膜に着床してプロテアーゼを作り出すわけですから、感染経路なんて関係ありません。
もともとのデーターも発症率が10分の1になったということであって、発症しなくなったわけではありません。
しかし、口の中を清潔に保つことで、ある程度はインフルエンザの発症を防ぐ事ができることには間違いないようです。


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■11月分のイベント情報はこちら↓
http://www.kenko.pref.yamaguchi.lg.jp/ibento/index.html?ey=2015&em=11
(日程等の変更や、定員を満たしている場合がありますので、詳細は主催者にご確認ください。)

文化を楽しむ会
 平成26年11月3日 9:30〜17:00 周南市市民館
:認知症予防の為の頭と指の体操と称してマジックの体験教室みたいのことやります。
 お時間の許す方は、覗いてみてください。