被災地での歯科の取り組み

についてお送り致します。

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 1月17日に警察歯科医・海上保安歯科医の研修がありました。
東日本大震災のときの身元確認では、歯科所見が如何に役に立ったのか、如何に重要であったかを再認識しました。

 身元確認の為の口腔所見をとったり、被災者の口腔ケアの為に、多くの歯科医師の方々が出動されました。

 当院においても、初診時には顔写真を撮影し、口腔内写真を撮影させていただいてますが、こういった情報は、災害時、身元確認には非常に役に立ちます。
歯の治療跡というのは千差万別、同一のものは存在しません。
指紋と同じほどの証拠能力があります。

 さて、そんな中、被災者の中に、急性壊死性歯肉炎と診断された方がいらっしゃいました。
これは、スピロヘータと紡錘菌の混合感染症で、衛生状態も悪く、疲労等で全身状態が悪くなった場合に生じる事があるタイプの歯肉炎です。
ですので通常の臨床の場(当院の様な町の歯医者さん)では、まずお目にかかることはありません。
「仕事で疲れた〜」という程度の疲労で発症するような疾患ではありません。
改めて調べてみると、第一次世界大戦の時に兵士の間で流行した病気でだそうです。
被災地は、それほどまでに、衛生状態に問題があり、被災者の方々は、それほどまでに疲れていたということを物語っています。

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やまぐちGENKIマガジンより 

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