掌蹠膿疱症

についてお送り致します。

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 日本臨床皮膚科医会のサイトによりますと、
「掌蹠膿疱症とはその名の通り、手のひら(手掌)、足の裏(足蹠)にうみを持った小さな水ぶくれ(膿疱)が次々とできる慢性の皮膚疾患です。
手のひらや土踏 まず、かかとなどに赤みができ、次に膿疱ができ、しばらくすると茶色っぽいかさぶたになり、皮がむけますが、
また新しい膿疱が別の場所にできるということ を繰り返します。
ひどくなると、手のひらや足の裏全体の皮膚が赤みを帯び厚くなり、うす皮がむけひび割れし、痛みを伴います。
また、膝や肘などに赤みがで きたり(掌蹠外皮疹)、爪が変形することもあります。」
と記載されています。

 要するに、酷い手あれが起こるのでけっこうつらいようですね。
問題はこの病気の原因です。
金属アレルギーが、最も多い原因だと思ってました。
が、実は、そうではなかったようです。

 NHK「チョイス@病気になったとき」の1月23日放送の「手あれの悩み」で掌蹠膿疱症の原因の47%は「歯」であると紹介されてました。

 虫歯は感染症です。
虫歯が大きくなって、細菌が歯の神経を傷害し、更に根の奥底まで行くと顎の骨に到達します。
歯の根の尖端周囲の骨に病巣を作ります。
この病巣内の細菌が血管に入り、血流に乗って身体のあちこちにばらまかれ、着床した部位で病巣を作ります。

 こうやって掌に病巣を作ってしまうのが掌蹠膿疱症です。
これと同じメカニズムで心筋梗塞や脳梗塞が起こります。
掌蹠膿疱症の場合、歯や扁桃腺が原因である事が多い為、歯科や耳鼻科で適切な処置を受けると治ったりします。
心筋梗塞や脳梗塞の場合には、歯科治療だけで何とかなる問題ではありません。


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