【入れ歯を作る前に】 についてお送り致します。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 歯が無くなったからといって、必ずしも、すぐに型を摂って入れ歯を作れるというわけではありません。 入れ歯を使いこなす事ができる環境が整っているかどうかを診断して、必要ならそれなりの処置をします。 最近、お見えになった患者さんです。 下顎に大きな骨隆起がありました。 顎の骨に丘状の骨の出っ張りがあったわけです。 しかも、端が尖ってます。 そのために、義歯を作っても、その部分に接触して痛くて使えないという状態が何年も続いていていたとの言でした。 骨隆起を除去するのは、比較的簡単な小手術です。 が、高齢でもあり、殆どの方は「手術?イヤー、そこまでは・・・。」という反応をされます。 で、こちらとしても生体シリコンの義歯のみで対応するか、骨隆起の除去手術を施行するか迷いました。 ところが、この患者さん、長年にわたってその骨隆起に悩まされている事を理解されてますので、 「やって下さい。」というお返事でした。 それなら話は早い、というわけで骨隆起を除去しました。 新しい義歯を作る予定ですが、長年にわたって入れ歯を使われていません。 噛み合わせの状態を整えるために、古い義歯を調整しました。 すると「御飯を噛む事ができた。」とメチャメチャ喜んでいらっしゃいました。 長い間、普通の御飯を食べる事ができなかったのです。 正直なところ、ここまで喜ばれた方は初めてです。 ただ、色々あったのでしょうが、義歯を使う為に必要な口腔環境というものは存在します。 それを無視して義歯を使おうとしても、無理です。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 【 問 題 】 血液の問題です Q1 血液の色が赤いのはなぜ? @ トマトにも含まれるリコピンという色素のため A モミジなどと同様、アントシアンという色素のため B 鉄サビなどと同様、酸化鉄の色のため Q2 酸素や栄養分を身体に隅々まで運ぶ血液。さて、体重60sの全血液量はどれくらい? @ 約1リットル A 約5リットル B 約10リットル ☆解答☆ Q1B 私たちの血液が赤いのは、赤血球の重量の3分の1を占めるヘモグロビンという色素の色です。 ヘモグロビンには鉄イオンが含まれており、これが酸素と結びついて酸化鉄となって身体の各部に酸素を運んでいます。 つまり、赤い色は酸化鉄の色です。 ちなみに、イカやタコの血色素は鉄イオンの代わりに銅イオンを含むため青い色をしています。 Q2A 人の全血液量は体重の約13分の1(6〜8%)。つまり体重60sの人なら約4〜5リットルの血液が流れていることになります。 血液は、赤血球や白血球、血小板などの有形成分と栄養分や電解質を含む血漿と呼ばれる液体成分からできており、 有形成分と液体成分の割合は4対6です。 ・・・山口県健康づくりセンター インターネットサイトより |