いい歯の日

についてお送り致します。

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 11月8日は語呂合わせで「いい歯の日」です。この日のNHK NEWS WEB に興味深い記事がありました。

 インプラント治療の事が記事になってます。
「インプラント治療後40%余りに顎の骨の病気や炎症」という記事です。
今やインプラントは優れた治療法のひとつになっている事に間違いはありません。
歯を失った際に行う治療法がブリッジや床義歯で全てがまかなえるのであれば、このような治療法は研究する必要なんてありません。
この2つだけでは不十分だからインプラントが登場したのです。

 この記事で重要なのは、メンテナンスの必要性を明示している事です。
当院においても、入れっぱなしで、さっぱりメンテナンスに来院されない患者さんは少なくはありません。
実際、当院でもインプラント周囲炎を起こされた方も何人かいらっしゃいますし、数年で外さざるを得なくなったケースもあります。

 もちろん、インプラント埋入予定部位の骨の厚みや密度もインプラント治療の成否に強く影響します。
が、骨粗鬆症のような骨密度に問題があるような場合でも、インプラント治療は100%駄目、生着しない、というわけではありません。
正しく埋入して正しくメンテナンスを行えば、何年間か使う事ができる事もあります。
事実、当院で骨密度に問題がある方に埋入し、メンテナンスを行ってます。
殆どの場合、高齢者の方に行う治療ですから骨密度に問題があっても不思議は無いし、それでも寿命との兼ね合いで、
インプラントを使って食生活を楽しもうというのも、ひとつの選択肢です。
(ただし、骨粗鬆症の治療にビスフォスフォネートを使用されている方には埋入出来ません。
骨壊死のリスクがありますので。それ以外の薬剤でフォローされている方なら可能性は否定しないという意味です。)

 インプラント周囲の骨が溶けた場合、人工骨を入れて骨再生を促すという手術法も紹介されています。
が、それが功を奏するかどうか、そもそも汚染されたインプラントの周りに骨が再生するのかというと疑問です。
NHKの記事にあるように、インプラント周囲炎には根本的な治療法はありません。
インプラントが外れていなければ、手入れをしてなるべく長期間に渡って使えるようにしていく他はありません。


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■11月分のイベント情報はこちら↓
http://www.kenko.pref.yamaguchi.lg.jp/ibento/index.html?ey=2016&em=11

■12月分のイベント情報はこちら↓
http://www.kenko.pref.yamaguchi.lg.jp/ibento/index.html?ey=2016&em=12

(日程等の変更や、定員を満たしている場合がありますので、詳細は主催者にご確認ください。)

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 山口県総合保健会館で開催される健康関連イベント
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・県民公開講座「走快人生 はしって健康」
 日時:11月13日(日)13:00〜
 場所:多目的ホール

・世界COPDデー ご存知ですか?タバコ病
 日時:11月19日(土)14:00〜
 場所:第一研修室

・市民公開講座「やさしく理解する股関節・膝関節の病気」
 日時:11月19日(土)14:00〜
 場所:多目的ホール