メンテナンスに来院する人しない人 その2

についてお送り致します。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 メンテナンスに定期的に来院される方にはトラブルは少ない事をお伝えしました。
が、場合によっては短期間・・・と言っても大概は1年や2年は経ってからの事になりますが・・・でトラブルに見舞われるケースもあります。
これは、トラブルというよりも、計略、戦略と呼んだ方が適切な表現になる場合が少なくはありません。
この点は正しく理解してもらわないと「治療したけどすぐに駄目になった」という意識になってしまいます。
これは、全くの誤解です。

 歯根の厚みが薄くなっていたりした場合、保存可能なギリギリのところで保存することもあります。
このような歯に関しては、短期間にトラブルに見舞われます。
「これまで噛み難かったが、よく噛めるようになった」
と喜んだりされる方、強い力で噛むようになれば、歯根が薄くなっていたら歯根は割れます。
長期間保存するというよりも短期間でも機能してもらわないと全体のかみ合わせの問題が大きくなると判断したような場合には、
あえて、このような処置を行うこともあります。

 また、歯を支えている骨がひどく吸収されていると、歯は抜け落ちていきます。
このような場合、あえて、数本の歯を連結して固定させます。
が、歯を支える能力が回復しているわけではないので、一時的に歯の動揺は治まっても、放置していると歯は動き始めます。
これは、歯の動揺を抑えて骨を再生させるとか、長期間に渡って必要な治療を進めていくためのステップのひとつに過ぎません。

 このように単なる治療のステップのひとつである事を理解せずに
「治った」とか「どうせ治らん」とか勝手な解釈をして放置していると、比較的短期間でトラブルに見舞われます。
この点を理解してもらわないと適正な処置が難しくなるのですが・・・分ってくれない人が多いですね。
治療して痛みがなければ「治った」と思われますので。
・・・治っているのではなく、たとえ長期間保存できなくても、
適正な咬合関係を構築する為にあえて処置をしている場合があることを理解していただきたい。


2月4日(土)は歯科医師会研修の為、休診させて頂きます。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

GENKI★マガジン≪vol.157≫より【 問 題 】

 私たちが自分の身体を自由に動かすことができるのは、骨、関節、筋肉や神経で構成される“運動器”の働きによるものです。
 この運動器がおとろえ、日常生活の「立つ」「歩く」などの動作が困難になる状態のことを「ロコモティブシンドローム」(略称:ロコモ)と言いますが、次のロコモについての説明のうちで間違っているものが1つあります。@〜Bのうち、どれでしょう?

 @ ロコモが進行すると、やがて介護が必要な状態になる

 A ロコモ予防には、適度な運動や生活活動により運動器へ刺激を与えるとともに、食生活にも気を配る必要がある

 B やせていれば、腰やひざに負担がかからないのでロコモの心配はない


↓↓↓解答はこちら↓↓↓
http://www.hwy.or.jp/center/index/page/id/951