ルパン三世カリオストロの城

についてお送り致します。

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 山口県立美術館でスタジオジブリレイアウト展やってますね。
GWの最中、これを観て来ました。
勿論、「ルパン三世カリオストロの城」のレイアウトも展示がありました。
展示されていたのはルパンが重傷を負ったシーンです。
包帯だらけになったルパン、この後大食いをして眠ってしまうシーンがあります。
ちょっと見るとギャグのようですが、これは、理にかなってます。

 川崎医科大学の脳外科では、脳梗塞の術後、可及的に早期に普通食を食べさせるようにしているそうです。
以前は、マーゲンチューブと言って胃の中にチューブを入れて経管栄養補給剤必要な栄養を投与していたものです。
が、それよりも、出来るだけ早めに摂食トレーニングを行って普通食を食べるようにした方が回復が早く、術後の経過も良好になるケースが多いことが分りました。

 昨今では、ここだけでなく各地の病院で、可及的に早期に経口摂取させようとしています。
川崎医科大学は、その先駆けとなった大学だったかと思います。

 そもそも、怪我をしたときとか病気の時って、治す為に多くのカロリーが必要になります。
経管栄養補給剤くらいでは足りません。
熊本リハビリテーション病院では、1日の必要摂取カロリーの倍くらいのカロリーを与えていたようでした。
冒頭に紹介したルパン三世は、大食いして必要な熱量やタンパク質を摂取したって事ですね。
経管栄養剤の様な液体なら、固形物のように腸の蠕動運動ではなく、液体として腸の粘膜が栄養を吸収するよりも早く流れて行ってしまう為、腸の粘膜から吸収する栄養の量も少なく見積もっておかねばなりません。
そして、液状ですから水分が異常に多い、水を処理する為に下痢をすることになります。
また、高カロリー輸液なんてのもあります。
点滴ですね。
この場合は、血液中の水分が増えるために心臓に負担がかかります。

 怪我だの病気だのでベッド上の生活、なんとなく点滴とかで栄養を補っているようなイメージがあるかと思いますが、点滴などでは充分な栄養摂取は困難です。
口から食事を摂るのがベストです。
口腔内の環境は常にベストを保つように心がけましょう。

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■5月分のイベント情報はこちら↓
http://www.kenko.pref.yamaguchi.lg.jp/ibento/index.html?ey=2017&em=5

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(日程等の変更や、定員を満たしている場合がありますので、詳細は主催者にご確認ください。)

■周南市

・山口県認知症を支える会連合会 講演会

 「認知症の方と共に歩む秘訣〜住み慣れた我が家で永く過ごすには〜」

 日時:5月24日(水)13:45〜15:15
 場所:周南市新南陽ふれあいセンター大会議室