今年の九州デンタルショー

についてお送り致します。

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 毎年開催されるデンタルショーに、今年も行って来ました。
いわゆる見本市ですが、こういったイベントに行ってみると、今の歯科医療の傾向が分りますね。

 歯科用インプラントは、原理的にはほぼ確立したようです。
以前は様々なデザインのインプラント体が販売されてましたが、セルフタッピングと呼ばれる方式に落ち着いてきたような印象です。
今、当院で採用しているのもこのタイプです。

 今後は如何に長期間に渡ってトラブル無く維持できるようにするのか?
といった課題に対して、材料の強度などの改良が目に付きます。

 訪問診療の分野では、ポータブルユニットの改良。
当院で購入したものよりも使いやすくなってます。
まぁ、その分、価格も上がっているので、まぁいいやってところでした。
超音波スケーラー(歯石や歯のステインを除去する為の器械)
も、訪問診療に持参できるように工夫されたものが展示されてました。

 また、訪問診療を管理する為のコンピューターソフトもありました・・・が、あんまり役に立ちそうな気がしませんでしたね、これは。
アナログ的な処理で充分かな?でも、業者って色々考えるよなぁ〜というのがこの商品に対する感想です。

 乳酸菌を使った口腔ケアへのアプローチも見受けられました。

 一時、盛んだったスポーツ用のマウスガードの展示が少なかったように思います。

 こうしてみると、今後は高齢者向け、在宅医療へのアプローチが加速されていくものと感じられます。


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■6月分のイベント情報はこちら↓
http://www.kenko.pref.yamaguchi.lg.jp/ibento/index.html?ey=2017&em=6

■7月分のイベント情報はこちら↓
http://www.kenko.pref.yamaguchi.lg.jp/ibento/index.html?ey=2016&em=7

(日程等の変更や、定員を満たしている場合がありますので、詳細は主催者にご確認ください。)