悪くなったらまた来ますと仰る方々

についてお送り致します。

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 必要な処置が完了していないにもかかわらず、痛みが無くなったら「悪くなったらまた来ます」と仰って通院しなくなる方って、結構いてはりますなぁ。

 このような方は、最終処置までたどり着いていないため、口腔環境は壊滅的になります。
若いうちはともかく、年齢を重ねていくと、虫歯が放置されていたり、抜歯した後の補綴処置がなされていなかったり、
まず、咀嚼が難しい状態で、今はそうでなくても、将来的に、嚥下機能に問題が生じます。

 それだけではなく、歯周病などが糖尿病、心筋梗塞や脳梗塞等に影響する事は証明されている為、それらの病気の悪化要因にもなります。
で、多くの場合、糖尿病があったり、血圧に問題があったり、原因は何であれ悪化要因を口の中に抱えているという事実には変わりありません。

 「悪くなったら」?既にメッチャ悪いんですけど!と思うのですが、それがその人の人生であって生き方であれば、そこまでは口を出しません。
例えば病気を悪くして自分だけでなく家族まで巻き込んで医療費で家計が苦しいなんて事態に陥っても、それがその人の選んだ生き方です。

 例えば、人工透析を受ける原因で最も多いのは糖尿病に合併した腎不全です。
人工透析は年間600万円かかります。
サラリーマンの平均年収を超えてますね。
1割負担だとしても年間60万円、高額医療なので、医療費控除はありますが、死ぬまでこの負担が続くのです。
また、半日以上かかることなので家族の付き添いなどの事を思うと、家族の生活にまで影響しますね。
糖尿病さえ気をつけていれば、そこまでには至りません。
食事療法と運動療法を真面目にして、投薬治療にまで至らないように注意して生活すれば、腎不全にまでは至らなかったであろうケースも少なくは無いはずです。


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「ピンクリボン&減塩ライフinやまぐち2017」

《日時》
9月23日(土・祝) 13:00〜16:10(開場12:15)

《内容》
◆第1部
基調講演T
「乳がん検診を受けていますか?
あなたの乳房と生命を守るのはあなた自身〜」
講師:久保 秀文先生
(徳山中央病院 外科 副主任部長(乳腺専門医))
基調講演U
「高血圧による合併症〜減塩の重要性〜」
講師:池上 直慶先生
(山口大学大学院医学系研究科
器官病態内科学(腎臓・高血圧内科)助教)
講話
「健康寿命の延伸に向けた山口県の取組
〜健康マイレージ&減塩ライフについて〜」
講師:喜多 洋輔さん(山口県健康福祉部健康増進課 課長)
◆第2部
特別講演
「大切にしたい自分の体 〜2度の子宮がんを経験して〜」
講師:原 千晶さん(タレント)
◆第3部
シンポジウム
「〜がん検診は定期的に!生活習慣病とがんリスク〜」
[シンポジスト]
原 千晶さん
久保 秀文先生
池上 直慶先生
平川 俊子さん(乳がん患者会/あけぼの山口、防府リボンの会)
[コーディネーター]
新井 道子さん(エフエム山口パーソナリティー)

《場所》
山口県健康づくりセンター 多目的ホール

《参加費》
無料

《定員》
800名

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http://www.hwy.or.jp/center/kouza/index.php?x-vew=72