漢方薬の事

についてお送り致します。

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 まず最初に、漢方薬を全面的に否定するとか、そういった意図はありません。
有用である場合もあると考えます。
が、一部に困った考え方があるのも事実です。

 「漢方薬というのは、医食同源、食と同じだから、高齢者等、身体に問題を抱えている人にも安心して使う事ができる。」といった考え方があるようです。

 アホか!食品アレルギーという言葉を知らんのかこいつらは。
卵やミルクのタンパク質は抗原となり得る為、アレルギーを引き起こす事はあります。
漢方薬には抗原となり得る物質は含まれていないのでしょうか?

 また、抗凝血薬であるワルファリンカリウムを服用している人は、納豆を食す事ができません。
納豆に含まれているビタミンKとワルファリンカリウムが拮抗して、ワルファリンカリウムが作用しなくなるからです。

 「食と同じだから安心」???食品も化学物質であり、化学物質として何らかの作用があることは事実です。

 西洋薬は、どこに、どのように作用するという事がある程度は分っています。
ですので、起こり得る副作用等も考慮して処方されます。
が、漢方薬の場合、何か身体にとって不利な状態が生じたとしても「瞑眩 (めんけん)」だ、身体が漢方薬に反応して快方に向かう兆候だ等と主張したりします。

 漢方は身体の状態を整えるとか体質を改善するとか、そういったことを謳っており、自然治癒力を活用しているところが西洋薬とは本質が異なるという主張もしてますね。
が、我々が生理学で最初に教わる事はホメオスターシス=恒常性という概念で、身体は常にある一定の状態を保とうとしているという概念です。
この概念の中に自然治癒が含まれます。
漢方の方々は、西洋の真っ当な医学を勉強して欲しいものだと思います。


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