インプラントvs義歯 パート2

についてお送り致します。

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 さて、どんなに適合の良い義歯を使っていても、認知症の症状が出てしまったら、義歯の出来不出来に関係なく使わなくなってしまう事もあります。
そうすると栄養の吸収が悪くなって結局はサルコペニアに陥ってしまうという結末が待ってます。

 そうすると、インプラントを使って天然歯があるのと同じような環境を作ってやったほうが良いのだろうか?
確かに、摂食機能は維持できると思われます。
認知症になっても介助さえしてやれば食事は摂ります。
そこで、入れ歯だと違和感が強くって外しっぱなしになったりするわけで、それなら口の中に固定されたインプラントが有利だという事になります。

 ところが、インプラントだと充分な口腔ケアが必要になります。
ちゃんと歯磨きしないとインプラントが歯周病になると考えてもらっても差し支えない状態になります。
で、歯が痛くて噛めない、認知症があると、治療させてくれなかったりしますので、手が出せないなんて事もありますね。

 入れ歯だと噛めない、インプラントだと口腔ケアが欠かせない。
親からもらった歯が20本以上残ってればいいのか?
それ、認知症があると虫歯だらけだったり歯周病がひどかったりして充分な処置はできません。

 どういった方法で咀嚼機能を維持するのかは、その人その人の生活観、人生観などに影響されます。
従ってこの方法が一番といったものは存在しません。
まだ認知症を患っていなければ自分自身で選んでいくしかないのです。
我々は、咀嚼力を維持する為の手伝いはできますが、自分の能力を維持していくのは自分自身です。
ヒポクラテスの言葉ですかね「医者は手伝うのみ、神が治したもう」。



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