[番号] 20200401100000001
[日時] 2020-04-01 10:00:00
[題名] 入れ歯がうまくいかないとき
メール会員の皆さん、こんにちは(^^)/
石田歯科診療所です。

 
本日は、
入れ歯がうまくいかないとき

についてお送り致します。


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 他院で入れ歯を作ったけど合わなかった、という方がたま〜に来院されます。
合わないから使っていないなんて方もいます。

 入れ歯が合わない原因はいろいろあります。
その中で問題なのは、咬合平面が整っていないのに義歯を作っちゃったってときですかね。
咬合平面というのは、上と下の歯が噛み合う所です。
大雑把に言って、この平面は鼻の下と耳珠とを結んだ線とほぼ平行になっています。
こういう場所で上下の歯がかみ合うと、咀嚼にかかる筋肉のバランスがちゃんととれます。
ところが、歯が抜けっぱなしになったりしていると、抜けた歯と本来は噛み合うべき歯が出てきたりして咬合平面が乱れます。
そのままで入れ歯を作ると、入れ歯に加わる力の方向や大きさのコントロールができないので、グツが悪かったり痛みが出たり、
入れ歯が安定しなかったりという問題が出てきます。
なので、入れ歯を作る前には咬合平面の問題がないかを確認しなければなりません。

 ここからが本当の問題です。
我々は上記のことを理解していても患者さんたちは理解していません。
咬合平面を整えるために歯を削ったり、修復したりする必要があっても、「なぜそんなことをするのか?儲け主義だ。」
等と決めつけてかかる方もいます。
そういう方の概念に合わせると歯医者さんたちは咬合平面の状態は無視して入れ歯を作ります。
多少はうまくいかなくても「こんなもの」と言ってしまえば通用することもありますね。
「必要な処置をさせない患者」、これが一番の問題です。

 他にも問題はありますが、本来必要と判断される処置を受け入れることが出来なければ、まともな入れ歯は作れません。



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