[番号] 20220701100000001
[日時] 2022-07-01 10:00:00
[題名] 匂いと味
 
 昨今の流行り病(新型コロナウイルス感染症)の症状として嗅覚障害と味覚障害がクロースアップされました。

 食べ物を食べると、味を感じますね。「おいしい」と感じれば食べ続けるし、「まずい」と感じれば食べるのをやめます。
当たり前と云えば当たり前ですが、我々の遠い祖先は、命がけで食べ物を探していたわけですよ。
その時に嗅覚とか味覚を研ぎ澄ませて、食べてもよいのかどうかを判断してきたのです。
嗅覚や味覚は生きていくための重要な感覚ですね。

 人には左右12対の脳神経があります。これは脳に出入りする末梢神経で、感覚や運動を司っている神経です。
もっとも正中に近い部分(深い所)から起こっている神経が嗅神経で、これは匂いを司る神経です。
食べることが出来る食材かどうかを見分けるのに、まず匂いを嗅ぐというのは、ほとんどの動物で見られる動作だと思います。
ここで間違いがあると食べることが出来ないものを口にしてしまう事になりかねません。
嗅神経は生きていくうえで、最初の砦と云ってもよいのではないかと思います。

 次に味ですね。味は顔面神経や舌咽神経が担当しており、これは割と外側にあります。
嗅いでみて異常が無ければ、味を確かめるというプロセスでしょう。



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