[番号] 20230301100000001
[日時] 2023-03-01 10:00:00
[題名] 新型コロナウイルスと歯周病
 
 NHKの「ヒューマニエンス」という番組を見ていたら、歯周病菌であるセレノモナス・ノクシアのアミノ酸配列が新型コロナウイルスの持つアミノ酸配列と一致する箇所があり、その為、歯周病の方の一部は新型コロナウイルスに対して抗体が出来ていた、という内容が放送されました。

 セレノモナス・ノクシア?あまり聞いたことない細菌だな、というのが第一印象です。自分が知らないだけなのか?ネットで検索してみると、「反芻動物の第一胃の主要細菌」?え?人間の口の中に生息しているのか?

 この番組によると、なんかよくわかりませんが、IAQYTSALLAというアミノ酸配列があって、それがセレノモナス・ノクシアに入っていて、それと同じアミノ酸配列が新型コロナウイルスにあるので、このアミノ酸に対する抗体を作っちゃったらしい。その為に、歯周病がある方の中で新型コロナウイルスに感染しても症状が軽くて済んだという方がいらっしゃったそうな。

 しかし、歯周病菌はポリフィロモナス・ジンジバリス、トレポネーマ・デンティコーラ、タネレラ・フォーサイシアの3種類の細菌がメインで引き起こす疾患のはずです。セレノモナス・ノクシアが存在したからといって歯周病になってしまうとは限らないと思うのですが・・・。

 ただ、少なくとも間違いないと思われるのはセレノモナス・ノクシアが口の中に存在しており、この細菌の持つアミノ酸配列に対して抗体を作った為に新型コロナウイルスから逃れることが出来た人が存在するのだろうという事でしょう。

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