咀嚼というのは、食材を口の中に入れて、それを噛み砕いて食渣を作る行程の事です。
食材をかみ砕く力を発揮している筋肉は咀嚼筋群と呼ばれています。これは側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋、それに咬筋という4つの筋肉で構成されています。
その中で咬筋と呼ばれている筋肉ががメインの筋肉です。この咬筋の厚みは残っている歯の本数に依存することが分かっています。ですので、咀嚼機能を維持するうえで最も重要なことは、歯を健全な状態で保つことです。
総義歯の方は1本も歯が残っていません。その為に咬筋は薄くなってしまっています。これでは咀嚼するときに強い力を出すことは不可能になります。
ですので、それなりの食材を選んで食していただくことになります。普通、総義歯というものは、レジンの塊を歯茎の上にのせて、それを歯の代わりにして食材を噛めという道具です。歯根が無いので、歯ごたえも感じることは出来ないし、歯茎の上に乗っているだけなので動揺しやすい道具です。
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