[番号] 20230901100000001
[日時] 2023-09-01 10:00:00
[題名] 摂食機能
 
 当たり前のようですが、下顎を動かしているのは筋肉ですから、食材をかみ砕く力は筋肉によって生み出されますね。食材を噛み砕くときに使われる筋肉は4種類あって、それを総合して咀嚼筋と呼びます。
また、筋トレをしている人を見ると分かるように、筋肉が厚ければ、それだけ大きなパワーを出すことが出来ます。食材を咀嚼する場合でも、硬いものや弾力の強い食材を噛むには、その分大きなパワーが必要であり、それを食事の間維持することが出来なければなりません。

 で、咀嚼筋の中で最も大きな力を発揮するのが下顎の角のところにある咬筋と呼ばれる筋肉です。最近の研究で、この咬筋の厚みは残っている歯の本数に依存することが分かっています。
歯が残っていれば、そこそこ硬い食材や弾力のある食材も咀嚼できるので、おのずと咀嚼筋を使う「=鍛える」ことになるという事だと思います。逆に歯が残っていなければ、そういった食材を噛み砕くことは難しくなりますね。

 直接食材に接触するという事だけでなく、咀嚼に係る筋力を維持するという意味においても歯を健全な状態で保つことは大切ですね。齲蝕や歯周病などで歯を失わないように気を付けることはもとより、歯を失ってしまった場合、義歯を使って失われた機能を補う事になるわけですが、どのような義歯を使うのか?という事も歯を健全な状態で保つ上では重要な選択になります。


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