「パタカラ体操」というのは口唇の閉鎖が不十分だとか、舌が十分に動かなくなってしまった、という患者さんに有用なトレーニング法です。 「パパパパパ…」「タタタタタ…」「カカカカカ…」とできるだけ早口で発音してもらい、1秒間に何回繰り返せるかを計測します。1秒間に4回以上繰り返せれば問題ありません。 1秒間に4回以上繰り返すことが出来ない場合には、口唇や舌の機能低下があると判断されますので、トレーニングが必要です。 まぁ、普通に外来に訪れる患者さんの中で、口唇や舌の機能がものすごく悪くなっている方は、ほぼ見かけません。「食事が摂りにくい」とか「噛みにくい」という訴えの方は、ほぼ、義歯を調整するなり新調するなり、咬合平面を調整することで解決します。 「パタカラ体操」のようなトレーニングが必要な方というのは、例えば脳梗塞を患ってしまったりして口から普通に食事を摂ることが困難になり、その為に口腔機能が低下してしまった、というような患者さんですね。 サ高住等では「パタカラ体操」を行っている施設は少なくありません。が、漠然と「口腔ケア」という意識で行われていることが少なくないように思われます。目的をハッキリさせ、必要に応じて歯科を受診することが大切です。 *9月は「健康増進普及月間」です 生活習慣病の特性や運動・食事・禁煙など個人の生活習慣の改善の重要性についての理解を深め、さらに健康づくりの実践を継続・促進していきましょう。 《統一標語》1に運動 2に食事 しっかり禁煙 最後にクスリ 〜健康寿命の延伸〜 ▼石田歯科診療所 電話をかける
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