昨今では、平均寿命より健康寿命が大切と言われますが、その前に平均寿命の推移を考えるべきでしょう。
1955年では男性は63.6歳、女性は67.5歳だったのが2019年では男性が81.4歳、女性が87.445歳になってます。この64年で20年ばかり平均寿命は延びてます。歯科の分野で考えると20年ほど、食事を摂る年数、即ち咀嚼や嚥下を行う年数が20年増えているという事です。
患者さんの中には「どうせそう長くないから」という言葉を発する方もいらっしゃいますが、平均寿命の推移を考えると、長いんですよ。20年というと生まれた子供が、お酒を飲める年齢になるという事ですから。この点を踏まえて咀嚼機能や嚥下機能の維持を考えていかねばなりません。
▼石田歯科診療所
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