[番号] 20240301100000001
[日時] 2024-03-01 10:00:00
[題名] ウズラの卵で窒息?
 
 今年2月26日に小学1年生の児童が給食のウズラの卵をのどに詰まらせて死亡したとのニュースが流れました。この事故に対して専門家と称するNPO「Safe Kids Japan」山中龍宏理事長は乳歯の交換機で前歯が無い時期があり、噛み切れないので勢いよく吸い込んで事故につながったと話しているようです。

 何言ってるんだ?ウズラの卵くらい歯が無くても咀嚼できます。吸い込んでしまうような食習慣を作ってしまった側に問題があります。今、小児の口腔機能低下症が問題になっています。

 生後半年位で、ビスケットを自分の手で持って食べることが出来るようになります。丁度、乳歯が生えてくるころです。九か月ごろには哺乳瓶を手で持って飲めるようになります。
この時期に手で持って何かを食べるという行為を通して、咀嚼の感覚などを体得していくのです。ところが世の中には、行儀が悪いと「手づかみでものを食べる」という行為をさせない親がいるようです。
そういった子供は、口をぽかんと開けていたりする傾向が出るようです。こうして育った子供は咀嚼力が小さいのです。だから噛まないで吸い込むという行為に出るのです。歯が無いからではありません!
NPOの山中氏は給食にはウズラの卵は出さないと仰っているようですが、問題の本質が見えていないのだから、解決策も的外れです。

 もう一つ、教師は背中を叩いて吐き出させようとしたそうですが、これも問題です。ハイムリッヒ法等の正しいやり方を学んでいないという事です。


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